今日のヘルジャパンを生きる人は自己肯定感爆上げで人生を爆走して欲しい。
2〜3行に1回の割合で挟まれるオタクネタで軽快に笑いを挟みつつ、現実のモヤモヤをかっ飛ばし「うおおおお」とこちらのハートに火を付ける。そんなアルテイシアさんのコラムを楽しみに読んでいたらこのたび新刊の発売とのこと。
光の速さで予約し、早速読み切ってしまった。
7月11日(日)
— 国連人口基金東京事務所 (@UNFPA_Tokyo) 2021年6月18日
「世界人口白書2021」日本語版 発表記念イベント
わたしのからだだから 〜 #からだの自己決定権 って何?〜
登壇いただく作家のアルテイシアさんから
「私の生き方は私が決める。私の身体も私が決める。女性が自由に選択できる社会を作るためには?みんなで一緒に考えましょう!」 https://t.co/H8tgNrbqJS pic.twitter.com/ygY5xuUQuI
ちなみに7月11日のイベントに出演されるとか。
時間がない人は巻末の対談「今、知っておきたい『法律の護身術』」の部分だけでも読んでほしいし、現在「パワハラ・モラハラ・DVで困っている!」という人は法テラスに相談、もしくはお住まいの都道府県を当てはめ、検索エンジンに「〇〇県 DV」と入力して行政のDV相談窓口にアクセスしてほしい。
巻末にも様々な相談窓口の連絡先がまとめられているので、いっそのことこの本を手渡してしまうこともいいのかもしれない。
とにかく、女性差別で困っている状況には効果があることは断言しよう。これまでの人生で経験したことの整理や、これからの人間関係で大事なことについても振り返ることができると思う。
文中でも「自分も加害者だったことがある」と過去を振り返るアルテイシアさんの話があり、「女性だから許される」ことは存在せず「お互いが安心して生活できるために想像力を働かせ、守るべきものは守ろうね」という当たり前のことを読みながら胸に刻む。
私が女性差別を嫌だと思うのは、自分自身が「女性」なので不利益があるだけじゃなく、性暴力を経験したからで、同じ経験をする人が1人でも減るように、そして加害者が適切に罰せられるようになってほしいと思うからだ。
私は10年以上前に、当時付き合っていた「彼氏」から(今でいう)いわゆる「デートDV」に遭い、親の言葉で「二次加害」を受けてメンタルがボロボロになったことがある。(当時は"デートDV"という言葉があることを知らなかったのだ)
被害を受けた当初はカウンセリングに数ヶ月通い、一旦回復したものの数年間は頭の中に霧がかかったような感覚があり、「完全復帰」したのも正直言ってごく最近だと思う。
この件に関してはブログとはいえ、ここに書きたくても書けない嫌なことが山ほどある。
今でも「なぜDVの被害にあったのか?」ということをどうしても考えてしまうのだけど、振り返ると全ての根っこには「自己肯定感が低かったこと」があると思う。
小さい頃から自分のことを「ブサイク」と思い込んで、太っていたことを気にしていたため、自分を可愛いと思うことが少なかった。
「彼氏」という存在は遠いキラキラしたもので、自分にできるような存在とは思えなかった。付き合い始めた当初はやっぱり嬉しくて「デブでブスな私を認めてくれる」と思っていたけど、次第に実際の相手が見ているのは自分のからだ、それもおっぱいとヴァルヴァ(外性器)しか見ていないことがわかり始めた。これに気がつくともう気持ち悪くてしょうがない。
なぜ「ヴァギナ」じゃなくて「ヴァルヴァ」なのかはこちらの本↑を参照。
私もまだ読み途中ですが面白いです。
いやまじで「相手の言葉じゃなくて行動を見よう」というアルテイシアさんの言葉は金言として額に入れて飾りたい、いや本文の通り足の裏にタトゥーで刻んでおこうかと思うぐらいだけど、行動が全く言葉と釣り合っていない人だったなと。「好きだよ」と口で言っていても結局ヤリたいだけじゃん、っていうのが丸見えだったんだよね。相手を人間として大切にしようって発想が根本からなかったし。
腹が立つのは「それおかしいよね」と相手に言っても全く悪びれていなかったこと。
恋愛で失敗する経験はいくらでもあると思うけど、人間関係の構築そのものに失敗しているところを全く認めていなかったので、まぁ一生わからないままなんだろうな。
こんな経験があるので、できれば同じことを繰り返してほしくない。
理不尽に自尊心を削られる経験を減らし、怒るべき時に怒れば、ちょっとはマシになるんじゃないか。
どうか自分みたいな、会うたびに本心が言えなくてなんとなく傷つくのが当たり前なこと、デートのたびに妊娠してるか心配するような関係を「これが恋なんだ」と思い込むような経験は避けてほしい。
人権侵害レベルの傷付け合いは愛じゃないぞ。
心から大切にされていないと感じたらその人からは離れ、元気よくロケットランチャー(プロの鉄槌)をぶち込んでほしい。