大事なことなので最初に大きめの字で書いておきますが、投票所入場券がご自宅に届いていなくても、投票所に行けば、期日前投票なら宣誓書に記入、投票日なら名前と住所で本人確認を行ってから投票用紙をもらうことができます。届いてなくても諦めないで(参考は下記ツイート)。
📞「投票所入場券がまだ届いていないのですが。」というお問い合わせを多く頂きます。
— 東京都選挙管理委員会 (@tocho_senkyo) October 20, 2021
投票所入場券がなくても、投票はできます。
期日前投票所では、宣誓書を記入していただければOK。投票日当日は、お名前やご住所などを伺う事により本人確認がとれれば投票することが出来ます!
あとすごいなって思うのは、スマホのニュースアプリ:SmartNewsの衆院選チャンネルで見れる期日前投票マップ。
スマートニュースが衆院選チャンネルをリリースしているのですが、空前絶後の革命的機能『期日投票所マップ』があって、これ本当に前代未聞なんですよね。
— とんふぃ@JAPAN CHOICE (@tonghwi17) October 20, 2021
これまでは市区町村サイトまで見に行かないと分からなかった。
身分証明書さえあれば出かけ先からも投票にいける。コロナ禍で一番欲しかった機能 pic.twitter.com/Uf35V90VkL
自分もこのツイートを見て初めてアプリで見ましたがすごい!
アプリひとつで期日前投票所がわかるの嬉しい!!!開発した人すごい!!!
ただね、今回に関してはどっちを向いても嫌だなぁ。というのが正直なところ。
とりわけ直近で小田嶋隆『日本語を、取り戻す。』を読んだからかもしれない。
公的な手続きが正式な手段で行われず、「注意していないと感覚が麻痺する」状況ではある。けれど、逆に「意識的にチャンネルを閉じないと自分の正気を保てない」とも考えられないか?
今回は衆議院の解散から投票日までが異様に短く、大事な問題を議論して決めよう...と言う時間が取れないことがとても嫌。
取りこぼされる恐れ
在外投票など、時間がかかる投票方法をせざるを得ない方も「間に合わない」恐れが多々あるそう。
mainichi.jp間に合った方とそうでない方、かなり差が出ているのではないか。
「かめいあきこ」問題も大変。
mainichi.jpこの記事見るまで「漢字で書き分け大変だよな」程度に思っていたけどちょっとこれ重大な欠陥すぎない???確かに点字だとどっちに投票したかはわからないわな。
「なんか変なことしてるなぁ」と思っていた以上だよねこれ。
※この件については哲学入門チャンネルの下記動画を参考にしています。
www.youtube.comそろそろ記名じゃなくて、候補のリストに丸をつけるとか、穴を開けるとかにしませんか...?
より見える化も進んでいるのでは
ただ、自分が投票権をもった20歳の頃よりは、わかりやすく説明しよう・現状を視覚的に見えるようにしようという動きが続々と出てきているところは印象的だと思う。
Twitterで見た素晴らしいものだとこちら。
以前選挙の投票所がなんとなく怖くて苦手だったんですが、とりあえず投票手順がわかったら緊張がマシになったので図に描いてみました。場所によっては配置変わるかもですが、今まで3つの土地で選挙行ったけどどこもこんな感じでした。わからなかったら教えてくれるし、べつに怒られたりもないです。 pic.twitter.com/UKMXYWfpnO
— 木村いこ (@iko1225) October 24, 2021
ポータルサイト、解説サイト
充実さがすごい。
選挙ドットコム
こんなにわかりやすいサイトがあったのか!と思うのでびっくり。
現在地・郵便番号・地図から選挙区の候補者が一覧で表示される。
政党との相性診断
10問の設問に回答することで、%表示でマッチする政党を見ることができる。
自分もやってみて、60%ほどの相性の良さだった。
結局、100%自分の主張と合致するものはないから近いところで決めるしかないよね、と改めて思う。
最高裁判所裁判官の国民審査
このNHKのサイトがとても見やすくて素晴らしい。
一方、サクッと論点知りたい場合は弁護士ドットコムのこちらの記事も良い。
www.bengo4.com大事なのは「やめさせたい裁判官に×をつける」こと。
良いと思った裁判官に◯をつけるなど、×印以外を記入すると無効になる。
一方、裁判所のウェブサイトには国民審査についてのお知らせが見当たらず、ちょっとぐらい載せてもいいんじゃないのと思ったり。
※この話は「せやろがいおじさん」として時事問題を扱う芸人:えもやんさんの動画を参考にしました。
検索してびっくりしたのが、投票用のメモ用紙を作った方がいたこと。素晴らしい!
自分で見る分にはメモの持ち込みがOKって今回初めて知ったわ。
わhttps://twitter.com/ABETakashiOki/status/1451729256824803334?s=20
国民審査用の「メモ用紙」を作りました。
— 阿部岳 / ABE Takashi (@ABETakashiOki) October 23, 2021
今回は対象の最高裁裁判官が11人もいて、誰に×を付けて誰に付けないか、分からなくなりそうです。
事前に吟味してメモをして、投票所で参考にしてください。
総務省によると、見せびらかしたりしなければメモの持ち込みは問題ありません。
はやらせたい。 pic.twitter.com/QfnK0qTP63
もし、選ぶのにまだ余裕がある人は、各政党や議員の公式サイトやSNSがひとまとめにわかる国会議員いちらんリストさんもおすすめ。
【動画】注目したい:たかまつななさん
「社会問題を身近に」を掲げ、時事Youtuberとして奔走するたかまつななさん。
昨年公開されたこちらの動画が強烈。再度投稿されたことで改めて再生回数が伸びているようです。
www.youtube.comいやぁキョーレツ。直視するのがキツい。
あとは10分でわかるシリーズもかなり精力的に投稿されている。
PodcastならD-Radioはどうだろうか
毎回基本的に何か結論が出るわけじゃないけれど「まとまらないなぁ」と思いながらぽつぽつと意見を言い合っていく雰囲気が好きなPodcast番組。
直近は衆院選に絡め、選挙のことを中心に配信。
#23 いい政治家ってどんな政治家?:後藤正文×今井るる×永井玲衣
今井るるさんはこれで初めて知ったわ。
twitter.com25歳で政治家を目指す方だそうで、これまたすごいチャレンジだ。
#24 楽じゃなくても、気まずくてもいいから、話そう 選挙権がないことについての対話:後藤正文×Yuri Kim×Hibi Bliss×永井玲衣
その他、個別で気になる問題はありすぎるぐらいなんだけど、ちょっとまとめきれないのでここでは割愛。
書き出したら思いのほか投票制度そのものへの指摘が多く、選挙で争点になることを議論する記事としてはまとめきれなかったし、選挙に関するあれこれのガジェットや工夫が面白くてついいろんなことを盛り込んでしまった...。
皆さんそれぞれがベストを尽くせますように。